2017年7月7日金曜日

2017年度前期に担当している授業一覧

2017年度前期も、残すところあと数週間となりました。今更ですが、今年度前期に担当している授業は次の通りです。

大学院言語教育情報研究科

  • 言語情報学Ⅰ (言語科学研究基礎論)(滝沢直宏先生と共担)
  • 特殊講義 (日本語の主題ととりたて)
  • 日本語教育演習Ⅰ(教育実習)
  • 課題研究演習Ⅰ(論文指導)

学部教養科目

  • 教養ゼミナール (言葉を探る・言葉を教える)(リレー講義)


2017年3月17日金曜日

言語資源活用ワークショップでポスター発表しました。

今年度最後の研究発表。
言語資源活用ワークショップ(国立国語研究所、3月7日〜8日)で
ポスター発表をしました。タイトルは、

『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に
対する節の意味分類情報アノテーション
-基準策定、仕様書作成の必要性について-

というもので、松本理美(立命館大学大学院生)さん、
浅原正幸さん(国立国語研究所准教授)との共同発表でした。
内容はこちらを参照ください。

松本さんは、私のゼミ生で、2017年3月、言語教育情報研究科
修士課程修了です。
 この発表は、『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に対し、
人手による節境界アノテーション・節の意味分類タグ付け作業をした
結果出てきた問題点を整理したものです。
 節認定・タグ付け箇所・意味分類のいずれにも判断の揺れが生じる
ことを許容したうえで、人手による作業だからこそ可能となる判断の
許容範囲の探求を試み、作業者間、あるいは解析器と人間の間に生じた
齟齬の分析により技術的、理論的な問題を明らかにすること目的と
しました。
 と、いいながらも、浅原さんの的確な指導に応えた松本さんの功績が
大きく、私は、名ばかりの第三著者でした。
 ポスター会場で、自然言語処理の研究者のお一人から、「非常に
おもしろい、もっと詳しく知りたい、こういう内容こそ言語処理学会で
発表するべきだ」みたいなことを言われ、松本さんと思わずガッツポーズ
をしました。
 




2017年3月13日月曜日

ホーチミン市師範大学で、日本語の助詞に関して特別講義を行いました。

3月3日にホーチミン市師範大学の日本語学部で特別講義を行いました。
うちの院生が教育実習でお世話になっているので、その感謝の気持ちを込めて。
テーマは

日本語の助詞について学ぼう

受講生は日本語学部の3年生、約80名。
日本語のレベルはN3。N2を目指して勉強しているという学生たちです。
日本語文法の話をしてください、という要望があり、
また、ベトナム人日本語学習者にとって、助詞は難関、
という話も聞いていたので、このテーマを選びました。

結構、専門的な話をしたのですが、
特に前から3列目ぐらいまでの学生の反応のいいこと。
思わず力が入りました。
(当日配布したハンドアウトはこちら






2017年3月6日月曜日

ベトナムで行われたICAL2016で発表しました。

2016年12月15日に、ベトナム・ホーチミン市にある
Nguyen Tat Thanh Universityで開催された第1回

International Conference on Asian Linguistics

にて、研究発表を行いました。発表のタイトルは、

Temporal and modal functions of conditionals in the Kyushu dialects in Japanese

です。ハンドアウトはこちらに置いています。

意外と日本からの参加者や日本語に関する発表が多く、驚きました。
そして、開催校の大学の献身的な働きぶりに、本当に頭が下がりました。
一日目の夜のディナーは船上で。大いに盛り上がりました。




2017年3月5日日曜日

日本言語学会第153回大会のシンポジウムで発表しました。

2016年12月4日、日本言語学会第153回大会のシンポジウム

「方言研究から言語研究へ」

にパネリストの一人として登壇し、

「条件文の時制とモダリティの意味論ー方言条件形式「ぎー」をめぐって―」

というタイトルで話題提供しました。
このシンポジウム、私以外の3人は、30代から40代前半の新進気鋭の若手研究者。
いや、もう、緊張しました。(メンバーこちら

佐賀を中心に九州の一部地域にのみ現れる条件形式「ギー」について
2009年頃から調べてきたことの一部を報告しました。
(内容はこちら
誘導推論が鍵だと思ったんですが、どうでしょうね。





2017年2月13日月曜日

2016年度後期に担当した授業の一覧

2016年度後期には次の授業を担当しました。

立命館大学大学院言語教育情報研究科

日本語教育学Ⅱ 
日本語学習教材を開発するために必要となるコースデザイン、カリキュラムデザインの基礎を学んだ上で、教材を分析し、既存の教材と授業に合わせた自作教材を組み合わせて授業をする方法を身につける。

特殊講義
条件文を中心とした論理的関係を表す複文構文を扱う。日本語の条件文は、その基本的な文法形式が複数あり、その複雑な分布状況についてさまざまな角度からの研究がある。この講義では、現代日本語共通語の現象を中心にとりあげながらも、地理的変異、歴史的変遷についても考察する。受講生の母語や関心に応じて、他言語の現象や日本語の教科書等の記述等も扱う。

言語科学講義
言語の意味に関する理論言語学的研究方法について学ぶ。従来の理論言語学的意味論研究は英語を対象にしたものが多いが、この授業では、英語だけでなく日本語、そして受講生の母語も対象にする。講義形式をとるが、受講生の積極的な参加が期待される。

日本語教育演習Ⅰ
日本語教育実習指導

日本語教育演習Ⅱ
日本語教育実習指導

課題研究演習Ⅱ
リサーチペーパー指導

2017年2月12日日曜日

まとめて報告(3)バリ島でパネルセッション

2016年9月9日 インドネシアのバリ島で開催された
日本語教育国際研究大会で、パネルセッション

「異なる体系から見る日本語文法研究」

を企画し、発表しました。

















メンバーおよび発表タイトルは以下のとおりです。


  • 中田一志(大阪大学日本語日本文化教育センター)「終助詞研究の目指すところ」
  • GORAN VAAGE(神戸女学院大学)「非母語話者の視点からみた日本語・日本文化研究」
  • RATTANAPONGPINYO PRATYAPORN(大阪大学大学院生)「認識的モダリティの日タイ対照研究から分かること」
  • 有田節子(立命館大学大学院言語教育情報研究科)「方言文法研究から見えてくるこれからの日本語文法研究:方言特有の文法形式の記述をめぐって」






ハンドアウトはこちらに置いています。


学会初日の午後で、いくつものパネルセッションがパラレルで行われるなか、
そのわりには、そこそこ、聞きにきてくださり、
質問やコメントも続々と出て、思いがけなく活気のあるパネルセッションになりました。特に、阪大のファーンちゃんの発表がいい感じでしたね。

わけあって、その日の深夜の便で日本に戻らなければならず、
あっという間のバリでした。





2017年2月10日金曜日

まとめて報告(2)長崎・福岡調査

2016年8月25日〜27日、科研費のメンバーと長崎・福岡に調査に出かけました。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K02540/

8月25日の午後、長崎大学の前田桂子先生の研究室に集合。
佐世保、鹿島の学生さんに調査に協力してもらった。
鹿島市の学生さんが、ありとあらゆるところで「ギー」を使うことに感動!


その夜は、前田さんに卓袱料理のお店に連れて行ってもらい、目も舌も大満足。

翌26日は佐々町で調査。学生さんとご家族の方に協力してもらいました。その夕方福岡へ。
27日は、福岡大学の江口先生の研究室に集合。
柳川町の学生さん、お姉さん、そしてお父さんに協力いただきました。
お父さん、ギットー連発だったのですが、お嬢さんたちの使用はかなり限定されていて、世代差が見られました。



ひさしぶりの更新ーここ半年ばかりの主な活動をまとめて報告(1)日本語茶論

半年以上更新していなかったので、その間の活動をまとめて報告します。
2016年7月30日(土)に日本語茶論が主催するセミナーで「日本語の構造から見た「ト、バ、タラ、ナラ」」というテーマで講義をしました。
https://nihongo-salon.jimdo.com/
当日は、関西だけでなく遠方からの参加者もあり、みなさん、非常に熱心で、こちらも力が入りました。

この「日本語茶論」という組織ですが、「茶論」という名にふさわしく、なかなか粋な活動を展開しているようです。