2018年8月13日月曜日

『日本語文法』に書評論文が掲載されました

『日本語文法』18巻1号に書評論文が掲載されました。

仁田義雄著『文と事態類型を中心に』
有田 節子

院生のときに授業を受けたことのある仁田先生の著書の書評。かなりプレッシャーを感じました。正直、同時に掲載されている他の方々の書評に比べると、かなり完成度が低く、恥ずかしい気持ちです。今度、書評を書くときには、論文としても読み応えのあるものにしたいと思います。

関西言語学会で共同発表を行いました

関西言語学会第43回大会(KLS43)で松本理美さんと共同発表を行いました。
KLS43は、2018年 6月9日(土)・10日(日)に甲南大学 岡本キャンパスで開催されました。発表は1日目に行いました。

B会場の2番目の発表で、13時40分〜14時15分に行いました。

国語教科書における連体修飾構造—外国ルーツ高校生の日本語リテラシー教育のための基礎調査—
松本理美(立命館大学大学院生)・有田節子(立命館大学)

松本さんは、現在、立命館大学大学院文学研究科博士後期課程2年次に在籍していて、修士課程での指導学生でした。当日のハンドアウトはこちら

なお、この研究は、平成29年度漢字・日本語教育研究助成制度により研究費を受けて行っている研究の一部です。


第1回Universal Dependencies 公開研究会で講演しました(6/16)

第1回Universal Dependencies公開研究会で講演しました。

日時:2018年6月16日(土)10:00-16:30
会場:京都テルサ 東館3階 D 会議室
主催:国立国語研究所コーパス開発センター共同研究プロジェクト
  「コーパス開発センターの拡張・統合・自動化に関する基礎研究」係り受け班
共催:科研費 基盤研究 (A) :日本語歴史コーパスに対する統語・意味情報アノテーション

招待講演タイトル:

日本語の副詞節における時制辞の機能

(Universal Dependenciesについては、こちらを参考にしてください。)



与えられたテーマは、日本語における「節の認定基準」と「副詞節」でした。いまひとつ、何が求められているのかわからないままの講演でしたが、なんとか無事終了しました。当日は、自然言語処理が専門の人の方が多かったはずですが、私の講演への質問は、専ら、言語学者・日本語学者から。他の専門分野の人にも関心をもってもらえるようなプレゼンテーションを心がけねばなりません。当日のハンドアウトはこちら